スウェーデン・ストックホルムにあるホテル「ビリエル・ヤール」の337号室(現在は改装されている可能性があります)1990年代、イギリスのサー・テレンス・コンランや、アメリカの実業家のイアン・シュレーガーらが、ロンドンやニューヨークなどを舞台に、デザインホテルのムーブメントを生み出しました。
当時、日本の雑誌などでも特集が組まれていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。北欧における先駆けとなったのが、スウェーデン・ストックホルムにあるホテル「ビリエル・ヤール」でした。
1974年に開業したビリエル・ヤールは、1999年に全面的に改装され、スウェーデンを代表する建築家やデザイナー、ブランドがプロデュースした 16のデザインルームが誕生しました。
1924年に創業した老舗のインテリアブランドのスヴェンスク・テン、大学の卒業制作として発表したコンクリート製の椅子が物議を醸したヨナス・ボーリン、建築から家具、プロダクト、広告まで手がけるトーマス・サンデルなど、錚々たるメンバーが選ばれたのです。
ヨナスもトーマスも、今ではすっかり大御所です。